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建築・外構建材最近岩盤浴やスーパー銭湯の工事に、ラジウム石を使用する例が増えている。
しかし施工された現物の石を見ると、ただの中国のみかげ石であることが多い。 では、ラジウム石とは何か? ・「シーベルト(Sv)」
人体に与える放射線影響力のことです。従って原爆の放射量も、通常はこの単位を表示します。(1シーベルト=1レントゲン)1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロシーベルトです。 人間は太陽光や宇宙から年間2.4ミリシーベルトの放射能を被爆しています。 ちなみに2年前ロシアは、チェルノブイリ原発の外部で546マイクロシーベルト/hの放射線量になり、かなり安全になったと報告しています。 現在日本では国の基準値が、52560マイクロシーベルト/年とされ、安全限度数値としていますが、これも正式に確立されてはいません。 この日本の基準で考えると、チェルノブイリで毎日8時間働いているとすれば安全限度の3倍の量を被爆することになります。 我々が扱う「みかげ石」はどんな石でも、0.2マイクロシーベルトの放射量は測定できますが、「大理石」からは放射測定は全く出来ません。 なぜ「みかげ石」で放射線を測定できるかは、後述します。 「ベクレル(Bq)」 ベクレルは放射能濃度のことであり、シーベルトとは単位の互換性はありません。 従って「ラジウム石」「ウラン鉱石」を測る場合、1g当り○○ベクレルの放射能濃度であるかを表示します。 日本のラジウム温泉では、通常この「ベクレル」や後述する「マッヘ」をそれぞれ表示していることが多いのです。 「マッヘ」 「マッヘ」は「ベクレル」と互換性があり、1ベクレル=13.5マッヘですが、最近の温泉では、あまり「マッヘ」の単位は使わなくなり、「ベクレル」で表示する温泉地が増えています。 「ラドン」 「ラドン」とは、ラジウム鉱やウラン鉱が水に分解して、ラドンガスになります。 このラドンガスを含んだ温泉をラドン温泉といいます。ラドンガスはアルファ線・ベータ線・ガンマー線の中のアルファ線を出す放射物です。意外に知られていないのは、ラドンガスは2〜3日で水から消えてしまう物であり、従ってラドン温泉と称していても、その湯を循環させている 所はラドンは全く消えてしまっており、ここをラドン温泉というべきではないと考えます。 ちなみに温泉地に行くとタマゴの腐敗臭がしますが、この臭いは硫化水素によるもので、ラジウム石等の放射性鉱石とは何の関係もありません。 放射性鉱物は希元素であり、ごく微量の固まりとしていろいろな石材や鉱物に付着して存在します。
インドネシアのスズ鉱の微量に含まれる閃ウラン鉱が、放射性鉱物としては有名ですが、台湾の北投温泉で採掘される重晶石も放射性鉱物として有名です。 日本国内では、福島県伊達郡水晶山で採掘される閃ウラン鉱、岡山県の人形峠で採掘される燐灰ウラン石、岐阜県蛭川地区で採掘されるジルコン石などが、放射性鉱物として有名です。 一般的に、黒い水晶は放射線を長年あび続けた結果、黒くなったと言われており、従って黒水晶が大量に採れる所に放射性物質が多く存在する一つの目安かもしれません。 ちなみに秋田県の玉川温泉の岩盤浴の石も、台湾の北投温泉の重晶石と同等の石で、温泉沈殿物の鉛を含む重晶石の変種と考えられています。 また放射性鉱物は、特殊な例を除いては海外から日本に持ち込むことが許されていません。従って輸入は出来ないものと考えられます。 税関発表によれば、400億円/年間、放射性物質を日本は輸入していますが、これは東京電力等、日本の原子力発電所が輸入しているのみです。 希元素として、アクチニウム(Ac)・トリウム(Th)・プロトアクチニウム(Pa)・ウラン(U)・プルトニウム(Pu)・キュリウム(Cm)などがあり、わたしの測定したところでは、下記のデータを測定できました
先に言っておく事は、放射性ホルミシス効果とは世界の各大学で研究中ではあっても、結論は出ていない事を認識しておくべきです。
従って放射性鉱物が体に良い、あるいはガンに効くと言った話はあくまで民間療法の範囲であって、大学が認めている訳ではありません。 しかし、いろいろな大学で放射性ホルミシス効果を研究してはいます。 放射性ホルミシス効果とは、微量の放射能を体に与える事により、アトピー・アレルギー・ガンの抑圧効果をねらうものですが、これは「毒をもって毒を制する」という考え方です。 すなわち、微量の放射能をあびた細胞はよくなろうとして活性化することで、自ら治そうとする力が働く。いわば漢方薬に似た効果と考えるべきでしょう。 オーストリアのバドガシュタインのラジウム崩壊ラドン洞窟病院では、多くのドイツ系の患者が、「リューマチ性関節炎」を治すために訪れています。 日本国内でも、秋田の玉川温泉の岩盤浴がガンに効果があると、多くの人々が訪れていますが、先述したように玉川温泉の岩盤の測定結果は2〜3マイクロシーベルト/hの放射量です。その他日本各地のラジウム温泉も、私の測定値はだいたい0.9〜2.0マイクロシーベルトの数値を示しています。 一般論として放射性ホルミシス効果は、ガンの抑制、糖尿病、リューマチ、アトピー等に効果があると言われています。 私の訪れたある国立大学医学部では、マウスの実験でアトピーがこの放射性ホルミシス効果で、非常に良い結果が出ていると言っていました。 放射性物質は天然鉱物に含まれるものと、人工的に作り出されたものとに二分されます。
天然の鉱石は希元素のアクチニウム(Ac)・ビスマス(Bi)・タリウム(Tl)・鉛(Pb)等が強いベクレル数値を検出しますので、測定すれば天然鉱か人工放射性物質かは容易にわかります。 人工物はプルトニウム等が検出され非常に危険とされています。天然鉱でも370ベクレル/gを超える数値の鉱物を900g以上取り扱う場合、国に届け出る義務が生じます。 通常の天然鉱で、6.0〜8.0マイクロシーベルト/hの放射性鉱物は5〜30ベクレル/gの数値と考えられます。 各大学では52ミリシーベルト/年間以下ならそれ程の危険はなく、例えれば10マイクロシーベルト/hの放射線を1日4時間あびる程度なら、特に問題はないと思われる旨発表しています。 東京電力はHPで200ミリシーベルト以下は安全と発表しています。ただし東京電力はこの200ミリシーベルトを1回当りか1年当りかその単位を明確にしていません。 ほとんどのみかげ石は、ガンマー線測定機で反応を示します。通常我々が扱うみかげ石は0.2〜0.6マイクロシーベルト/hの数値を示しますが、これはみかげ石に含まれる微量の鉛が放射能を出しているためと思われます。
基本的にウラン系・トリウム系の放射性鉱物は、アルファ線やベータ線を放出しながら順次変化していき最後に鉛になります。 これらの過程でガンマー線を放出するのでみかげ石がガンマー線測定機に反応すると考えられます。 しかし、一部の業者が0.3〜0.5マイクロシーベルト/hの石を岩盤浴に張ってラジウム石だと言うのは、先述した理由から私には少し詐欺っぽく感じられます。 ラジウム石だと言うなら、0.9マイクロシーベルト/h以上の値を示すべきだと思います。 その理由は、どんなみかげ石でも0.2〜0.3マイクロシーベルトは測定できるし、日本のほとんどのラジウム鉱泉の数値が0.9マイクロシーベルト以上であるので、同じ効果をうたうのであれば0.9マイクロシーベルト以上の石を「ラジウム石」と称するべきではないでしょうか。 ただ私は天然鉱石の話をしているのであり、人工放射物を混ぜて製品を作っている業者がいるとしたら、これは論外の話だと思います。 当社が販売している「ラジウム石」は、100%天然鉱石であり、その分析データもあります。 【ラジウム製品一覧】
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